あんこの自由気ままにブログ

元トリマーでただいま育児真っ最中なあんこが自由気ままに綴っていきます。

日本のブリーダー

こんにちは!あんこです。

 
ついに2月ですねー。
毎年1年が早いなーと思っていますが2016年も颯爽と過ぎていきそうです^^;
 
さて、今日はちょっと暗い話をしようかと思います。
 
暗い気持ちになりたく無い方、今読みたく無い方はバックでお願いしますm(__)m
 
 
タイトルにある通り、ワンちゃんのブリーダーさんについてです。
 
ちなみに先に言っておきますが、今から話す事は
 
ごく一部のブリーダーさんの事だとご理解下さい。
 
ブリーダーさんの中には信念を持ってしっかりとやっておられる方がたくさんいます。
 
ですが、やはり中にはそういう方ばかりだけでは無い事、
 
今の日本のペット業界の現実を知っていただきたく、
 
ここに書いていきたいと思います。
 
 
ここでもう一度注意喚起を!
 
そういう話が苦手な方、暗い気持ちになりたく無い方はバックでお願いしますm(__)m
 

 

 

 
これは、わたしの専門学校時代に実際に経験し、
 
実際に聞いた話です。
 
今のペット業界の現状を、どうかわかっていただきたく、
 
少しずつでも良い方向に行くようにと願ってのものです。
 
 
 

 

 
ブリーダーさんとは、簡単に言うとワンちゃんの繁殖をやっている方の事です。
 
規模にもよりますが、個人への売買、ペットショップへの売買が主だと思います。
 
 
わたしは、ブリーダーというものは純血種(チワワ、プードルなど雑種でない犬種の事)
 
の繁殖を主とし、その血を絶やさないよう、
 
その犬種の1番理想の犬を遺伝子レベルで研究し、
 
良い犬を後に残していこうと繁殖、
 
そして販売する職業だと思っています。
 
なので、ドッグショー(その犬種の1番を決めるショー。犬種によって理想とされる体型がある)の参加者は
 
ほとんどがブリーダーさんではないでしょうか。
 
もちろんその犬種がとても好きで、
 
この可愛さをみんなに知ってほしい!
 
とブリーダーになった方もいると思います。
 
 
ただ知ってほしいのは、「金儲けのため」
 
にブリーダーをしている人がたくさんいるという事。
 
ペットショップでワンちゃんの値段を見た事がある方は
 
たくさんいると思いますが、
 
決して安い値段では無いですよね。
 
もちろんペットショップは
 
業者からワンちゃんを仕入れているので
 
その分の利益分などは高くなっていますが、
 
それを除いても
 
ワンちゃん1頭飼うのに即決できる値段ではありません。
 
それを、良い商売だと目をつけ、
 
犬を乱繁殖、販売しているブリーダーが日本には沢山います。
 
わたしは専門学校時代、
 
1ヶ月に1回あるブリーダーさんのワンちゃんを
 
トリミングするという授業がありました。
 
 
先生が車で送迎に行き、
 
何十頭か連れてきて綺麗にしてあげるというもの。
 
トリマーの学校では、実際にシャンプーしたりカットしたりするモデル犬という、
 
ごく一般の家庭のワンちゃんをお借りする制度があります。(学校によってあったりなかったり、費用がかかったりする所もあります。私の学校ではとくにお金はいただいていませんでした。)
 
他にも、学校で犬を飼っていて、
 
その子たちのトリミングをしたりもしているのですが、
 
生徒数が多いのと、他の理由もあって
 
あるブリーダーさんのワンちゃんも毎月お借りしていました。
 
 
そのブリーダーさんのワンちゃんの事ですが、
 
「毎月」来ているんです。
 
もちろん、1回で全頭は連れてこれない&
 
ブリーダー犬なので妊娠中の子などは連れてこれないので
 
全頭毎月では無いですが、
 
それでも毎月必ずくる子も何頭かいるんです。
 
それなのに、来るたびにすごい激臭、汚れ…
 
わんちゃんを飼った事がある方はわかると思いますが、
 
トリミングを毎月していて、
 
鼻をつまむ程の臭いや汚れた事があるでしょうか?
 
まず、無いですよね。
 
わたしもトリマーとして働いていた頃、
 
年1回しかカットにこないワンちゃんでも
 
あれほどの臭い、汚れに出会った事がありません。
 
トリミングの間隔としてほとんどの飼い主様はカット犬を除き、
 
2ヶ月に1回のペースが主だと思います。
(本当は月一で来てほしいという事は今は置いておきます)
 
 
それが毎月来るたびに獣臭、うんち臭、アンモニア臭でまみれ、
 
もちろん体は真っ黒、うんちも付いてる、目ヤニも凄い。
 
もちろんその子達が綺麗になる前に歩いた床、使ったサークル、
 
生徒が着ていた作業服はすごい事になり、菌もすごいので
 
毎回消毒しています。
 
毎月どうやったらこんなに汚れるのかと生徒みんなで綺麗にしながら疑問に思うのです。
 

 

ある時、先生に聞きました。
 
どうしてブリーダーの犬たちはあんなに汚いんだと。
 
するといつも送迎に行ってくれている先生が教えてくれました。
 
 
まず、そのブリーダーさんの家に着くとすでにすごい臭いがする。
 
中に入ると、散らかっているのはまぁ想像つくでしょう。
 
その家のある部屋がブリーディング部屋になってわけですが。
 
その部屋で犬たちは生活、繁殖をしているそう。
 
その部屋はマスク二枚重ね、手袋ありじゃないと
 
むしろそれでも入るのを躊躇うくらいの臭い。
 
中は小さいケージが天井まで積み上げられ、
 
犬たちはその狭い空間で過ごしている。
 
もちろん排泄もそこでするので下のケージにいる子は
 
上の子の排泄物を被る事になる。
 
ご飯はみんなまとめて大きなお皿にドカンと安いドッグフード。
 
犬には上下関係があり、強いものから食べれるという習性があるので
 
弱い子はたいして食べられず、痩せている子も多い。
 
ケージを少し移動させた時には下からゴキブリがわんさかでてくる。
 
もちろんしつけもされていないので吠えっぱなし、
 
犬は犬種によりだいたいの性格があるが、
 
 
例えばパピヨン
 
元はイギリス貴族の飼い犬として作られ、
 
可愛がられてきたせいか、臆病で神経質、大袈裟な所がある。
 
それがパピヨンの性格だけど、
 
ペットとしてはあまりいい事はないので、
 
ブリーダーとしては
 
それが緩和されるような繁殖をし、
 
なるべく短所は無くせるようにと気を使うのがブリーダーなのだが、
 
ここは本当に無法地帯。
 
そういう遺伝子レベルでの犬種のブリーディングを行わないため、
 
短所がものすごく突起した犬が生まれ、
 
ものすごい臆病な子がいたり、
 
色んな犬種が何十頭もいるなか、管理不足で知らず知らずに犬同士繁殖し、
 
雑種ができた。というのも良くあった。
 
そんなところにいる子たちだからあれだけ汚れるのは納得。
 
私たちは、積み上げられたケージを想像するだけで身震いし、
 
ただただ綺麗にすることしかできない自分に、
 
そんな扱いをするブリーダーさんに腹が立つ日々でした。
 
 
 
少し長くなってしまいましたが、実はまだ続きがあります。
 
次回、このブリーダーさんがどれだけ最悪な人か、
 
ご興味ある方はご覧になっていただけると嬉しいです。
 
最後までご覧いただき、有難うございます。
 
誤字、脱字、駄文等あるかと思いますが、ご容赦下さいm(__)m
 
これを読んで何か誰かに伝わればと思います。
 
ではまた!