あんこの自由気ままにブログ

元トリマーでただいま育児真っ最中なあんこが自由気ままに綴っていきます。

ペットショップというところ

こんにちは!あんこです。

 
今日は働いていたペットショップについて
 
綴っていこうと思います。
 
これはわたしが経験したことに基づいて書いており、
実際店舗によって差があることはご理解ください
 

 

わたしが働いていたペットショップ(これからはAと呼びます)では、
 
前のブログに書いた通り市場(いちば)で
 
犬たちを仕入れています。
 
仕入れ担当者が何十頭と仕入れ、
 
その日のうちに店に連れてきます。
 
まず、Aの犬の管理は段ボールに新聞紙で管理しています。
 
段ボールの蓋を立ててガムテープで止め、
 
新聞紙を敷いてその中で夜から朝までワンちゃんは過ごします。
 
この理由としては、
 
汚れたりその子が売れたりしたら段ボールの処理が簡単なこと
 
保温性があって暖かいこと
 
商品を売っているペットショップなので
 
段ボールが手に入りやすいこと
 
が挙げられます
 
新聞紙も同様で、やはりうんちやオシッコを
 
箱の中でしてしまって汚れた時、
 
新聞紙を敷いていればそこだけ替えればいいという
 
手軽さと
 
手に入りやすさ
 
保温性が挙げられます
 
そして連れてこられたワンちゃんは
 
段ボールに1頭ずつ入れられ、
 
箱に識別番号や犬種、性別、カラー、誕生日などを記入し、
 
誰が誰かわかるようにと、
 
違う子が他の段ボールに入らないようにします。
 
もし1人の子が何か病気を患っていた場合、
 
もちろん空気感染などですと
 
その場所にいる時点で蔓延してしまいますが、
 
経口感染などでしたらほとんどの場合、
 
同じ箱に入らなければ移らないので防ぐことができます。
 
そしてわたしのペットショップは
 
全国に店舗展開しているので、Aで仕分けをし、他店舗に行く子は
 
宅急便で送ります。
 
 
もちろん送る際には空気穴を開けるですとか、
 
寒い時期だとカイロを、
 
暑い時期だと保冷剤を入れて万全の状態で送ります。
 
 
そして次の日には獣医さんが来て
 
健康診断と予防接種を打ってくれ、
 
とくに問題がなければお店に展示されることになります。

 

 
お店の1日としては、
 
朝ご飯
 
 
ウンチをしたらショーケースへ展示
 
 
段ボール内の掃除
 
 
食器洗いや洗濯など雑用
 
 
接客、品出し
 
 
夕ご飯
 
 
ショーケース掃除と共に段ボールへ移動
 
 
閉店
 
 
という感じです。
 
ショーケースでの寝泊まりは、
 
衛生的な面でも、安全面でもよろしく無いので
 
段ボールでの管理になります。
 
 
もちろん夜は誰もいなくなります。
 
わたしの学校では、学校犬がいるのですが、
 
必ず誰か1人職員がとまっており、
 
人がいないなか犬が寝泊まりするというのはなかったので、最初は戸惑いました。
 
 
 
ざっと話すとこんなものでしょうか。
 
そんなわんちゃんがたくさん行き来するペットショップ、
 
やはり何も無いわけではありません。
 
小さなワンちゃんがたくさん集まるので、
 
病気の蔓延、環境の変化での体調不良、食欲不振など
 
挙げればきりはないですが、
 
従業員も精一杯の配慮と気配りをしていても
 
100%健康なワンちゃんばかりではないのです。
 
ですから、もしペットショップで飼われるのであれば、
 
その子の健康状態、食欲、そのお店の清潔度など
 
よく見て決めてほしいと思います。
 
もちろんペットショップにいるわんちゃんは
 
全て不健康なわけではないですし、お手入れが行き届いているお店もあります。
 
決して従業員がわんちゃんたちのことを「売り物」として
 
扱うわけではなく、家族同然に、
 
自分の子同然にお世話している人がほとんどです。
 
ですが前にお話ししたブリーダーさん同様、
 
ペットショップの中でも悪徳な店舗もあるということ、
 
覚えておいてほしいと思います。
 
 
私は、ペットショップは減るべきであるという意見を持つ一個人
 
としても、ペットショップで学んだことはたくさんあります。
 
働いていてよかったなと思ったこともたくさんあります。
 
わんちゃんの仕入れの仕組みや販売方法を変えれば
 
ペット業界はもっと良くなると思うのです。
 
 
いつか日本がわんちゃんたちに優しい国になりますように。
 
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
 
ではまた!