あんこの自由気ままにブログ

元トリマーでただいま育児真っ最中なあんこが自由気ままに綴っていきます。

血統書の偽造

こんにちは!あんこです。

 

ここ2.3年、結婚ラッシュにより

 

結婚式にお呼ばれがよくあります。(私もそのラッシュに乗って式を挙げましたが^^;)

 

嬉しいことですが、ご祝儀貧乏感が否めない・・・^^;

 

でも式に参列すると、幸せそうな当人たちをみて

 

嬉しくなりますし、わたしも幸せになるし、

 

ご飯も美味しいし、なんだか結婚当初の気持ちに戻れるので

 

とてもいい機会だと思ってできる限り参加させていただいています^^

 

そんな中、高校からの仲のいいグループがあるのですが、

 

その中の一人がお嫁に行きました。

 

東北に嫁いだので、なかなか会えなくて寂しいのですが、

 

本人は幸せそうだし、今度挙げる式にも呼ばれていて

 

初東北旅行なので、今からワクワクです^^

 

 

さて、今日は血統書についてのお話です。

 

純血種のわんちゃんには血統書というものがもらえます。

(ある一定の条件を満たす犬で申請をしなくてはいけません)

 

その血統書があると、やはり純血種という証明に

 

なりますし、その子自身の情報、その子の父や母など血縁の犬の情報も

 

載っていてこのわんちゃんは確かにこの母とこの父から生まれてきた

 

子です、と証明できる身分証明書のようなものです。

 

ちなみにこれは、雑種では発行できません。

 

純血種の特権というものですね。

 

なので、ちゃんと交配された子なのか、ですとか、

 

これはペットショップの場合ですが子犬の値段設定の時、

 

チャンピオン犬の子孫であれば値段が上がるのですが、

 

その証拠になるものになります。

 

 

 

血統書の発行に必要なものとして、

 

  • 母犬の飼い主さんがJKC(ジャパンケンネルクラブ)の会員であること
  • 母犬の飼い主さんがJKC公認の愛犬クラブに所属していること
  • 母犬の飼い主さんが犬舎登録をしていること
  • 母犬に血統書があること
  • 交配証明書・父犬の血統書コピー
  • 母犬と子犬が一緒にうつっている写真
  • 血統証明書発行申請書

などが必要になってきます。

 

上記3つに関しては、年会費、入会金など費用がかかる場合があります。

 

このような書類をすべて用意し、申請して

 

初めて血統書がもらえるわけなので、

 

偽造することは難しいことだと思われるでしょう。

 

 

とくに写真も一緒に同封するので、もし余分に1頭分

 

偽造しようとしてもすぐバレてしまいます。

 

 

ですが、やはりまだまだ抜け道はたくさんあるものです。

 

まず会員登録などはできるとして、

 

写真は同じ時期に生まれた子であれば写真に一緒にうつってしまえばできること。

 

 

 

父犬の血統書のコピーも、その犬が本当に交配させたかなんて

 

第三者にはわからないことです。

 

実際、血統書のない犬との交配でできた子の申請書を

 

交配のできなくなった犬の血統書を父犬として申請している

 

という話もよくあることです。

 

 

少し前まで、母犬と子犬の写真同封の決まりもなかったので、

 

その時はもちろん偽造し放題でした。

 

その解決策として写真の同封が決まりになりましたが、

 

それでもまだ抜け穴はあります。

 

なので今でも偽造はなくならず、お客様をだまして悪い商売をする人が

 

後を絶たないのです。

 

 

ひどい人は、血統書の見方を知らない事をいいことに

 

ある子の血統書をコピーし、そのコピーをまるで

 

飼った子の血統書のように渡してしまうもの

 

 

もちろんよく見れば、生年月日が違ったり、

 

性別が違ったりするのですが、

 

見方がわからなければそのまま信じてしまいます。

 

 

 

もし血統書の真偽が怪しいときは、

 

申請をすれば父犬のDNAと子犬のDNAを照合して

 

血縁関係かどうか調べられます。

 

ですが、手間がかかるため、

 

なるべくそうなる前にちゃんとした血統書か

 

知りたいですよね。

 

それにはやはり飼い主さんが勉強をしてもらうしかないのです。

 

そして安心できるブリーダーさんで飼うこと。

 

ペットショップでは、市場で血統書を見るわけもなく

 

オークションされ、後日発送されてくるので(これは子犬を売りに出す時期が早いせいでもあります。申請には時間がかかるので、生後90日以内には届くだろうと考えた方がいいです。)

 

ペットショップ側から血統書を確認することは難しいのです。

 

 

 

純血種が良い、位が高いわけではありませんが、

 

偽造された血統書を渡されたと知って

 

嫌な気分にならない人はいません。

 

純血種を後世に残していく意味でも、

 

もっと血統書の発行条件を考えるべきではないかと

 

思っています。

 

飼い主さんは、どうか真偽がわかる目をもって

 

わんちゃんを飼われることをお願いしたいです。

 

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

 

これはわたしの見解であり、一部で起きている現状であり、

 

すべてのことに言えるわけではありません。

 

 

 

ではまた!