あんこの自由気ままにブログ

元トリマーでただいま育児真っ最中なあんこが自由気ままに綴っていきます。

熱中症対策は万全に!!

こんにちは!あんこです。

 
まだ4月なのに夏のように暑い日があり、
 
半袖で過ごす日が増えてきました。
 
私は夏が苦手なので、そんなに急いで来ないで!って感じなんですが^^;
 
わんちゃんも温暖化が進んでいる中、
 
暑さに苦手な子は沢山いるので、
 
今日は熱中症にならないための簡単な対策をご紹介します。
 

 

まず、暑さに弱い犬種の例ですが、
 
 
これらの犬種は、短頭種と言われ、
 
顔を横から見たときに頭蓋の長さよりマズル*1の長さが短い犬種のことを言います。
 
逆にマズルの長さの方が頭蓋の長さより長い場合、長頭種といい、
 
マズルと頭蓋の長さが同じ場合は中頭種といいます。
 
熱中症は、体温調節が人間よりしにくい犬にとっては犬種関係なく危険なため、
 
気をつけなければいけない病気ですが、
 
短頭種が何故、とくに気をつけなければいけないかというと、その特徴が関係しています。
 
 
先ほど例にあげた犬種をご覧になればわかる通り、
 
短頭種はみんなマズルが短く、中には目と同じ面に鼻があるのではないかというくらいです。
 
前に、犬は体温調節を口ですると言いましたが、
 
マズルの短い子の方が、口の面積は小さいので
 
長い子に比べて熱の発散量が少なくなります。
 
そのため、体温が下がりにくく、
 
その上短頭種はドワーフの子が多いので
 
地面からの照り返しで他の犬種より熱を帯びやすいのです。
 
 
さて、熱中症対策ですが、
 
便利なグッズもありますので少しですがご紹介していきます。
 
まず、室内の場合は、クーラーをうまく利用しましょう。
 
飼い主さんたちが外出する時も、その日の気温によっては
 
つけっぱなしでいた方がいい日もあります。
 
室内は特に高温になりやすいので、適切な温度に保つことを心がけてあげてください。
 
最近では、真夏にクーラーを消して外出、帰宅して再度クーラーを入れなおす
 
よりも数時間の外出でしたらつけっぱなしの方が電気代が安いと言われています。
 
とくに新築のおうちでは、高断熱な家が増えているため、
 
少しの電力でもすぐにお部屋が涼しくなるそうです^^
 
電気代を気にされているのでしたら、逆につけっぱなしの方が
 
快適で、安全でかつ節電もできるということです^^
 
 
次に、水分補給です。
 
いつでも水分が補給できるよう、常にお家にはわんちゃんのお水を置いておきましょう。
 
真夏日などは、お水で薄めたポカリを入れてあげてもいいです。
 
今まで一度もあげたことがなく、わんちゃんが警戒して飲まないようであれば
 
一度脱脂綿やティッシュに含ませた薄めたポカリを口元で絞ってなめさせてみてください。
 
嫌がるようでしたら、マズルを抑え、口の横から奥歯の方に脱脂綿を押し付ける
 
かんじでやってあげると、口の中に入ってくれると思います。
 
今まで飲んだことのないものでも、口に入って「おいしい」と感じれば
 
飲んでくれるようになります。
 
 
あとは、外出する場合や目の行き届かないところへ行く場合、
 
必ずどの窓やドアも施錠していくこと。
 
わたしのお客様のわんちゃんで、熱中症で亡くなってしまった子がいるのですが、
 
ベランダの窓を開けっぱなしにしてしまい、
 
外に出てそのままお昼寝をしてしまったのか、
 
そこで亡くなられていたそうです。
 
いくらここは届かないだろうと思う窓でも、もしかしたら
 
あの手この手を使ってよじ登ってしまうかもしれません。
 
そしてもしかしたらそこから中へ戻ることができず、
 
万が一があるかもしれません。
 
犬は人間の3歳児のように扱えと言いますが、
 
本当にいつ予想外の行動をしてもおかしくないのです。
 
 
そして室内の熱中症対策グッズとしてはこちら↓↓
 

 

ペットプロ やわらかCOOLエコマット Mサイズ ブルー

ペットプロ やわらかCOOLエコマット Mサイズ ブルー

 

 

冷たい板にお腹をつけることで熱を発散してくれます。

 

汚れても洗いやすく、サイズ展開も豊富です。

 

ジェルタイプのマットもありますが、

 

いたずらをする子でしたら板の方が安心です。

 

 

他に、わんちゃんに氷を食べさせる飼い主さんもいますが、

 

それよりもキュウリやトマトの方が効果的です。

 

体を冷やす作用もあり、水分も多いので水分補給もできます。

 

あげすぎはよくないですが、キュウリでしたら一日4分の1、

 

トマトでしたら8分の1から6分の1くらいならあげても大丈夫です。

 

  

 

外出時、お散歩のときの対策は、

 

水分補給ができるように常にお水やポカリを薄めた水を持ち歩きましょう。

 

お水でしたら、お散歩で電柱やコンクリートにしてしまったおしっこも流せますし

 

一石二鳥です。

 

 

そして暑くなったらサマーカットをするのもいい方法です。

 

前回ブログで言った通り、切りすぎはよくありませんが、

 

適度な長さでしたら大丈夫です。

 

ankono-kimamani.hatenablog.com

 

 

とくにシングルコートの子はいい方法でしょう。

 

 

 

こちらはシングルコートの子よりダブルコートの子向けですが、

 

服を濡らして着せるという方法もいいと思います。

 

夏用のメッシュタイプの洋服がありますので、そちらだと勝手がいいかもしれません。

 

洋服が乾くときの気化熱を利用してわんちゃんの体温を下げる方法です。

 

こちらは、シングルコートの子ですと、被毛がぬれ、ちぢれ、

 

絡まり、毛玉になる場合がありますので、ダブルコートの子の方が向いています。

 

 

他に、水で濡らし、中のジェルを冷やして首に巻くものもあります。

 

 

プラッツ (PLATZ) ワンワンクーラー 小・中型犬用シャーベットピンク
 

 

こちらも散歩時などにはいいと思います。

 

ただし、水を吸ってバンダナが重くなりますので、長時間首につけていると

 

わんちゃんの負担になり、首を傷めたりする場合があります。

 

こちらの使用は短時間の方がいいと思います。

 

保冷剤を首や背中に巻く方もいらっしゃいますが、

 

保冷材は冷たすぎるため、あまりお勧めしません。

 

 

 

そして外出時の一番の対策は、日中を避けて散歩をすることです。

 

夏は日が昇ってから徐々に気温が上がっていき、午後がピークに暑くなり、

 

夕方にかけて涼しくなっていきます。

 

できることなら、朝早くか夕方以降のお散歩をお勧めします。

 

どうしても日中でなければいけない場合は、わんちゃんの様子を見ながら

 

短時間で済ませてあげてください。

 

 

 

最後に、熱中症になった場合の対処法です。

 

症状としては、

 

  • 口を大きく開けて息苦しくハァハァしている
  • よだれが大量に出ている
  • 体温が高い
  • 嘔吐
  • ふらつく
  • 倒れる
  • 下痢
  • チアノーゼのように舌が赤黒くなる

などです。

 

さらに進行すると、けいれんや失神、虚脱も見られます。

 

舌は、暑くなればなるほど舌先が巻いていきます。

 

異変を感じたらすぐに日陰に行き様子を見るか、上記の症状が

 

あるようならすぐに病院へ行きましょう。

 

熱中症は処置が早ければよくなる確率も高くなります。

 

もし症状が軽く、そのまま様子を見れるほどであれば

 

涼しいところへ連れていき、保冷剤などで体を冷やし、

 

ポカリを飲ませてあげましょう。

 

判断が難しいときは、迷うことなく病院へ電話することをお勧めします。

 

大事な家族を失わないために、熱中症対策はしっかりしましょう!

 

 

 

 
 
 

*1:マズルとは:鼻先から口の根元までの部位のこと